今度のレンズ
今朝の朝刊の文化面、森村泰昌の連載コラム「露地庵先生のアンポン譚」 第39話-ある美術鑑賞で感じたこと-は、森村がこのゴールデンウィークに京都国立博物館で『長谷川等伯』展に行ったときの事が書かれてあったが、前半はほぼワタシが(東京で)感じたことと同じことが書いてあったことがおかしかった。

新春のイセタン新潟店『葛飾北斎展』も三菱一号館美術館『マネとモダンパリ』展も長岡の『奈良の古寺と仏像』展も混雑する展覧会はまったく同じだけれど、とにかく展示場に入ってすぐの、その展覧会とすればプロローグに当たる(全体としてみれば重要度の低い?)展示はどの展覧会でも大混雑(大渋滞)して、だんだん内容が濃くなり出すと人もばらけ、パンフレットや入場券に印刷されているような“今回一番の目玉の展示品”の前では比較的ゆったりと鑑賞ができると云うこと。

一方通行での入場のメカニズムから生れる人の流れの滞りや、最初の興奮から一言一句見逃すまいとする人間の心理としては解からないでもないけれど、ワタシも結局渋滞には耐えられず、最初の展示は人ごみの後ろから適当に流してみてしまう。 森村もそのような(おいしいところだけみる)観かたをしてしまうが「わかったふりをして自分をごまかすことはよくない」と自戒を込めてコラムを結んでいた。

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今まで、仏像などの大きめの立体物の展示には小さな双眼鏡を持参して少し離れたところから細部を鑑賞してきたけれど、本来双眼鏡は遠くのものを観るためにつくってあるので最短合焦距離が長くいまひとつ寄れないことが不満だった。

美術館や博物館では双眼鏡(ビノキュラー)よりも単眼鏡(モノキュラー)のほうが適しているし、使っている格好も(事情通みたいで)良いので以前から欲しかったが、良さそうに見えるものは全部高い! 一番欲しかったZeissのモノキュラー3×12なんて倍率が3倍なのに5万円以上するし、NIKONのものもデザインがいまひとつで触手が延びずにいた。 今回ふとしたことからKenkoのリアルスコープ6×16という製品を見つけ、Kenkoだから高級感溢れる…というものではないが、チープなわりに質感もそこそこあり、見えもなかなかであるとの情報も得てamazonでポチッ(笑) 早く次の展覧会が観たい(笑)

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〔 GXR | S10 24-72mm F2.5-4.4 VC 〕

で、次の展覧会と云えば、コレ(笑)

あ、モノキュラーは必要ありませんから…

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by ara_umi | 2010-06-09 21:54 | 小さな旅 | Comments(6)
Commented by yoshipass at 2010-06-09 23:58
Zeiss のものは、恐ろしい見え方をするらしいですね。

しかし、次の展覧会、これで見るとボロが見えそうで別の意味で怖いですね(笑)
Commented by ara_umi at 2010-06-10 07:54
yoshipass さん、おはようございます。

このさい恐ろしいものは観ないでおきます(笑)

Kenko 6×16の最短合焦は23cm ←丸裸ですね
持込禁止にしましょう(笑々)
Commented by sa55z at 2010-06-10 20:43
どこかでビノキュラーのblogを見つけましたが、その蘊蓄の深さと
製品比較にビックリしたものでした。
スゴイ世界があるものだと。
Commented by あわ at 2010-06-11 00:00 x
ああっ、思い出しました。ウチにもなんだか判らない望遠鏡があったことを。
800-2400の3倍ズームでM42マウントのヤツです。
一度、フィルムカメラで試したきり「実用性0」ということにしてありますが・・・。
フォーサーズ用のM42アダプタ、どこかに落ちていないかしら。
1600-4800の3倍ズームを試してみたいです・・・。
Commented by ara_umi at 2010-06-11 01:03
sa55z さん、こんばんは。

たかが双眼鏡、されど双眼鏡。 奥は深いです。
ワタシもかつて国産では最高の見え味と云われたフジノン16×70FMT-SX
という大きな双眼鏡を持っていましたが、初めて覗いたときの驚きは忘れられません!
真夏の夜明け前に観る昴(プレアデス星団)が感動的だったのです…
Commented by ara_umi at 2010-06-11 01:08
あわ さん、こんばんは。

1600-4800mmと云う文字の異次元感がなんともいえません。
M42アダプタよりもブレを止める三脚を探すほうが困難なのでは(笑)

でも、なんとかして超々望遠のアルプスを見せてください!
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