荒海や 佐渡によこたふ ・・・
このブログの名前「おれのほそ道」は松尾芭蕉の「奥の細道」からとっている(まぁ、パロディですが…)。当然ハンドルネームの「ara_umi」も、芭蕉が越後路で残した名句

 荒海や 佐渡によこたふ 天河(あまのがわ) 

の“荒海”である。この句が詠まれたのは七夕の日だそうである。冬の日本海はまさに浪飛沫が大風に舞い上がる荒海であるが、七夕の頃はべた凪のことが多い。芭蕉の中で日本海のイメージが句に現れたのだろう。ちなみに天の川も佐渡ヶ島には横たわらない。

川口で鮎を食べた後、カニを仕入れに寺泊まで向かう。長岡で高速道路を降りて、一般道で日本海を目指す。最初に海に出会う町が出雲崎である。

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芭蕉も歩いたであろう、出雲崎海岸。冬型の気圧配置の空模様で、おあつらえ向きに少々海が荒れている。芭蕉は越後路での待遇がよほど気に入らなかったらしく、9日間の行程の記録を残していない。「奥の細道」では《此間九日、暑湿の労に神をなやまし、病おこりて事をしるさず。》となっているが、事の真相はそうではないらしい。

HNのara_umiにちなんで大荒れの波濤の写真を多く撮りたいが、問題はカメラが“塩漬け”になってしまうことだ。広角レンズなので迫力のある絵がほしいときはなおさらである。もう一歩寄る勇気が必要になる。

「一歩前へ 君のはそんなに 長くない」
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by ara_umi | 2005-11-18 18:45 | 小さな旅(奥の細道をゆく) | Comments(2)
Commented by PHOTO_ARTISAN at 2005-11-19 21:36
「一歩前〜」
理屈抜きで妙に可笑しいです(笑)
Commented by ara_umi at 2005-11-20 08:45
PHOTO_ARTISAN さん、おはようございます。いつもコメントありがとうございます、あの句のあとに“玉の雫がどうした”みたいな二の句を続けたかったのだけれど、どうしても思い出せなかった(苦笑)。
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