「数えきれないほどの“敗退”を体験してきた。コンペ(設計競技)に挑戦しては落選をくり返している。まさに連戦連敗、流石に懲りてもう終わりにしようかとも思うのだが、誘いがかかるとついまた挑戦したくなる。次の戦いへと意識は飛躍してしまう。今も連敗記録を更新中である。(中略)
巨匠といわれるル・コルビジェやルイス・カーンでさえも、決して人生の始まりから日の当たる道を歩んできたわけでわけではなかった。(中略)しかし、ル・コルビジェもカーンも決して諦めなかった。(中略)与えられたものを待つのではなく、自ら仕事をつくりだしていこうとする、その勇気と行動力こそ、彼らが巨匠といわれる所似なのである。
私は私なりに、建築との闘いを続けている…(略)」
安藤忠雄 著 「連戦連敗」あとがきより抜粋
23日のワールドカップ ブラジル戦にエールを送るため
22日のエントリに日の丸をイメージするものを並べたが、最後の画像(安藤忠雄の建築)が悪かったか…、安藤忠雄が東京大学での講義の内容をまとめた本の題名が「連戦連敗」だった(笑)。
しかし、あとがきにもあるように安藤の目指すものはジーコや中田英が目指したものだった。
↑これも(戦後処理の戦犯狩では)批判の嵐を呼ぶのだろうなぁ~
〔 GR D 新潟市立葛塚中学校 設計/安藤忠雄 〕
上3枚の写真の撮影日は全部別の日、GR Digitalスペシャルカタログのフォトコンテストに応募するための被写体として何回か通った場所(結果はご存知のとおり(笑))。その後、ボランティアで編集長を務めていた業界の地区機関誌の表紙に載せようと目論んだが、これもあと一歩で落選(編集長なので強く御せなかった(笑))…こちらも連戦連敗だった。