かすみたつ はまのまさこを
儂は、頑固おやじで有名な!?秋艸道人じゃ。
またの名、會津八一と呼ばれるほうが一般的かのう…

ara_umiとか申す若者(!?)が写真を撮りにきたので、目を覚ましたところじゃ。


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會津八一(1881-1956)新潟市生れ、歌人、書家、美術史家、早大名誉教授。
晩年を故郷新潟で新聞社社長として暮らす。
終の家として越後の豪農、伊藤家の新潟別邸にて10年間起居。
名前の八一は8月1日生まれ(西暦も!?)からきているとか。
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ara_umi 「先生、このランプシェード、渋いすっねぇ~」
道人先生 「うむ、儂も気に入っておる。ちなみに昭和3年に増築されたこの洋館
       の1階が儂の書斎、2階は寝室じゃ」
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この建物は明治28年に越後長岡の石油王が新潟の別邸として建てたものを、
越後沢海の大豪農6代目伊藤文吉が、やはり新潟別邸として購入したもの。
奥に見える石灯篭は和風の末広がりの形ではなく、石油ランプをモチーフにして
いるらしい。石油王の夢の跡…(こちらの石油王は採掘専門だったので、輸入の
石油王、新津恒吉翁
とはセレブっぷりが違ったのだろう)
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  かすみたつ はまのまさこを ふみさくみ

  かゆき かくゆき おもいそわかする


道人先生の生前に、この家の庭に建てられた歌碑。碑を建てる際の原稿に朱筆で
「歌碑として彫刻せしむるために特に筆劃に訂正を加へたるものなり、彫工は熟練
なるを要す。文字行間のあきは絶對に原稿の通りにすること」とあったそうである。

何年か前に建築家、安藤忠雄氏の講演会の手伝いをしたときに、スライドの映写
機は絶対にコダックの○○○で、ランプは□□、映写の際に映像に角度をつけて
パースをだしては絶対ダメ。とリクエストがあったことを思い出す。
「一流はやっぱり違う!!」
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                     〔 GR Digital 〕

ara_umi 「先生、私“我が家”というシリーズでGRブログにトラックバックしている
        のですが、先生のところもださせていただいてもいいですよね」

道人先生 「なんだか解らんが、勝手にせぃ!!」

   ということで(笑)「トラックバック企画”我が家”に参加」です!


う~ん、越後の士・農・工・商の我が家で〆たかったのに“工”が見つけられずに残念!
この地で“工”に“豪”の字が付くのは、昭和になってゼネコンというシステムが出来上
がってからだったか…
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by ara_umi | 2007-01-25 21:32 | 小さな旅 | Comments(2)
Commented by めめ at 2007-01-25 23:40 x
こんばんは。姫ですよ~(笑
テーマがあったのですね。
こちらもなかなかよい建物で・・・

京都弁あれは知っている限りの言葉を出しただけなので
間違いはないと思いますが、話したら速攻バレるでしょう。
Commented by ara_umi at 2007-01-26 22:46
めめ姫 さま、こんばんは。

テーマはあったのですが、なかなか上手く伝えにくいものです。
建物の写真ばかり撮ると垂直線ばかりが強調されて一本調子に
なってしまいました…修行がたりず
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