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台風一過
  「 むざむやな 冑の下の きりぎりす 」

これは松尾芭蕉が『奥の細道』の道程の小松で、木曾義仲との戦に敗れた斎藤実盛の甲冑を見て詠んだ句と云われているが、ara_umi的にこの句はなんといっても、横溝=市川=石坂金田一の黄金トリオによる映画『獄門島』のなかで事件のキーになる俳句3首の内のひとつとして印象に残っている。

この句は戦争に供出された寺の釣鐘が(獄門)島に戻ってきて、仮置きされた場所で起こる殺人事件のプロップとして使われているのだが、映画の中でのトリックの材料として女歌舞伎『娘道成寺』で使われた張子の釣鐘も映画の中では重要なプロップとなっている。

で、何が「台風一過」でなにが「むざむやな…」の句かというと、このたびの台風18号で新潟市における被害の中で視覚的に一番インパクトがあった映像が『水と土の芸術祭2009』作品NO.18「Water Front在水一方」という竹で編んだ巨大な鳥かごがペシャンコになったものであったが、その様子が海に捨てられた張子の釣鐘を連想させ、自然に「むざむやな 冑の下の きりぎりす」と句が出てきた(しかも佐分利信演ずる了然和尚の口調で)ときは我ながら呆れた…という話(笑)

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                       〔 R-D1s | U28 / E50 ・ GR DIGITAL II with GW-1 〕
by ara_umi | 2009-10-09 23:58 | 小さな旅(荒浪観望) | Comments(6)
Commented by jutora at 2009-10-10 13:44
確かにあの鳥の巣は、台風の暴風にあったらひとたまりもないでしょうね。
夕日と雲と波、光の加減がいいですねー。特に下から2番目、こんな風景、たまらないです。
Commented by yoshipass at 2009-10-11 00:17
ボクは昼頃に行きましたが、見かけの波やうねり以上に風と飛び砂が酷かったですね。
息子は夜のフェリーで帰ってきましたが、冬のほうが数段酷いといっておりました。
とりあえず、個人的には大したことがなくてよかったです。
Commented by ara_umi at 2009-10-11 08:10
jutora さん、おはようございます。

今回壊れたアートよりずっと弱そうなアート(川原の串刺し団子とか)は無事でし
たから、あの鳥かごはよほど構造的に弱かったのでしょう。風の国、台湾の作家
だったのですが…
夕焼けはもう少し紅くなると思って粘ったのですが、いまひとつでしたね。これは
これで雰囲気はありますが…
Commented by ara_umi at 2009-10-11 08:13
yoshipass さん、おはようございます。

各方面から海のリクエストが出ていましたのでキケンがなくなってから出張しま
した(笑) …それじゃ意味ないか
メガネが潮で真っ白になりましたが、ノンフィルターのElmarやUltronは大丈夫
だったのでしょうか(汗)
Commented by marikichi10 at 2009-10-11 23:27
帰って参りました。
無事ミッション完了です。
アレの方は、選ばれなかったようです・・・
帰朝報告は、また別途(笑)
Commented by ara_umi at 2009-10-12 23:16
marikichi10 さん、こんばんは&ご苦労様でした!

無理をお願いしてすみませんでしたm(__)m アレの落選は残念(笑)
それでも、楽しく、晴れがましい体験何よりです!
またオフ会のときに、土産話をじっくりとお聞かせください。
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