イヤワックスなどという言葉はない。英語でearwax=耳垢という意味だそうである。私は毎日耳そうじをする。といえば聞こえはよいが、ようは耳が痒く、耳かきが癖になっているだけである。オフィスでも、クルマの中でも、家でも手の届くところに耳かきがないと気がすまない。
2ちゃんねるでも
耳かき中毒の人々のスレッドが建っていて粛々と耳を掻いている仲間がいることが分り安心する。そこのスレッドでも話題が出ていたが、去年
コデン(株)という会社が発売しているイヤスコープという商品を購入してから私の耳かき術(?)も一皮むけた。
毎日耳かきをするわけだから、そんなに耳垢が出るわけではない。それでも耳の中が痒いのはどういうわけだ。そんな疑問にに一発解答をくれる(目視できる異常はなくただ痒いだけ)。それよりも最初自分の耳の中を覗き見たときは、まるで『ミクロの決死圏』(古い映画、しかも自分は今まで『ミクロ決死隊』という題名だと思い込んでいた)の主人公になった気分まで味わえる。
私の左耳、コデン(株)の名誉のために付け加えるが、実際はもう少しはっきり見え、実用に耐える、どうしてもうまく写すことができなかった。
実は購入前は耳以外にも覗きたいところがあったが、耳以外は実用に耐えないので期待しないほうがよい。
奥で反射しているのが鼓膜、私の場合なぜか左耳にはそれが確認できない。
昔は市販の竹の耳かき棒(上から3番目)一本で勝負をつけていたが、ここ2年ほどの間に様々なスペシャリストが集い耳かき棒戦隊○○レンジャーみたいになってしまった。

1番上と上から4番目は最深部へ届くように、自分で加工をしたもの。特に直径1mmの竹ひごを削ったあと火であぶって曲げた4番目は危険と快感が表裏一体、『外耳の孫の手』