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富士見坂
日本人の心のふるさと「富士山」が今回のGRブログのトラックバック企画のお題である。さすがに関東、東海地区の住人でない私は富士山には縁がない。でも(だから?)富士山に対する思い入れは大きい。たまの出張などで東京に行くときなど(上越新幹線で)高崎を過ぎるあたりから「今日は富士山が見えるか」ななどと必ず西の方角を注視するし、見えたときの幸せな感じはなんともいえない。

で、今回のエントリーショットはこれ「富士見坂」

富士見坂_e0082981_20474985.jpg

平成18年1月7日の新潟市田中町の風景である。もちろん新潟市からは富士山は見えない。新潟市民でもこの坂が“富士見坂”と呼ばれていることを知るものは少ない。でも、見える。オンラインアルバム“こんな感じですⅢ”にフルサイズデータをアップしてあるので是非捜してほしい(笑)

二つの大河が土砂を吐き出して形作られた比較的新しい町新潟市は、ほとんどが平地で坂道は極端に少ない。そんな中でも海岸部は砂丘地帯になっているので(貴重な?)坂がある。この坂道に富士見坂と名前をつけたのは新潟大学工学部建築学科の西村伸也教授である。

もう10年以上前だったと記憶しているが、西村ゼミが一般市民を募集して街角ウォッチングをやったことがある。私もそれに参加してこの場所を知ったのだが、地元の私でも知らない路地の隅々まで、彼の東京出身の先生と学生たちは調査をしていて(真面目な意味でも)驚きの数々だったのであるが、この坂の名前は実にウイットに富んでいて思わずココロが和む。

この小さなサンプルでは見にくいが、もし等倍データで見つけられたら肉眼で見た感じと近い。

Aモード(EV+0.7)  F7.1  SS1/55秒
ISO64  フォーカス マルチ  WB オート



タネをあかしてしまうが、実際に写っているのはこのビル。

富士見坂_e0082981_2127166.jpg

最初今回のTB企画を知ったときはこのビルと二件右隣にある新潟花柳界の殿堂“三業会館”から出てくる(はずの)芸妓さんとのショットをかぶせて「オ~!フジヤマ・ゲイシャ」というタイトルにするつもりだったのだが、年末ジャンボ宝くじとともに当初の思惑も外れてしまった。

富士見坂_e0082981_21312112.jpg

実は最初のロケ(数日前なのに雪がない)では、近くホテルでの新年会帰りの姐さんたちとニアミスしている(惜しいっ!)。今月中にお座敷に呼ばれているようなのでそちらの報告はまた。

ニュースなどでは新潟県の山間部を始めとする全国の各地で大雪の被害がでていますが、ご苦労されている皆様には心よりお見舞い申し上げます。(最初のショットにもあるように新潟市は通年どおりの小雪です)
by ara_umi | 2006-01-07 21:41 | 小さな旅 | Comments(2)
Commented by photo_artisan at 2006-01-08 01:53
最初は新潟から富士山が見えるのかと思いましたが、この富士山は洒落てますね(笑)

埼玉は寒いだけで降雪ゼロです。
Commented by ara_umi at 2006-01-08 12:00
photo_artisan さん、捜していただきありがとうございました(笑)

新潟は本当に坂道が少なく、坂道からの景色というだけで新鮮に見えます。
知る人ぞ知る、この景色は(めったに行きませんが)見るたびにニヤッとしてしまいます。
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