昨日のつづき、今日の屏風は和菓子舗 早撰堂。
数年前に店舗を昔ながらのレトロ調に戻すリニューアルならぬリ・オールド(?)して古い町屋の
街並再生に一役かっている。町屋造りは店舗から奥へたたきと呼ばれる土間が続き、たたきと
平行して座敷なども並ぶ。店の奥はおおむね日当たりが悪いため、たたきの天井は吹き抜けに
なっていてそこに設けられた天窓から薄明かりが差し込むのが恒。
昨日紹介した喜っ川はたたきが鮭を吊るす作業場になっていたために広々とした空間から座敷
を眺める事ができたが、ここ早撰堂は一般的な町屋造りなのでこじんまりとした空間から座敷
の小宇宙の広がり(奥行き)を楽しむ事ができる。

大体どの店でも引退した(?)ご当主=ご隠居さんが待ち構えていて、自慢の屏風や道具の説
明をしてくれる。この立派な書は江戸時代末期に出羽三山で修行中の修験者(山伏)が当家に
逗留したときに宿代の代わりに書き置いた書を表装したものとか。見えている屏風は二種類の
書体で書いてあるが、こちら側の屏風は六種類のそれぞれに違う書体で書かれてあり、(もちろ
ん一人の書)また違う雰囲気。

〔 GR Digital 〕
中央に飾られている菓子はこの家で作られている菓子。右側に置いてある朱塗りの硯箱や筆
箱などは当地村上の伝統工芸、村上堆朱(彫りも美しい漆器)。
この週末に、近くにしか焦点が合わなくなったGR Dだったが、もしやと思い鏡胴をさすったら(笑)
このときは大体云うことを聞いてくれた(笑)。しかし、この状態では修理に出せないのでは…