県北の城下町、村上市で恒例の
『町屋の人形さま巡り』が始まった。毎年秋には同じく
『町屋の屏風まつり』
というイベントがあるが、いずれも町屋の多く残る旧町人町と呼ばれる一帯で、各々町屋の内部と所蔵のお宝
を披露してくれる楽しみにしているイベント。
9月の『屏風まつり』のときと同じく、村上特産の鮭の加工、販売を生業とする商家「
喜っ川」の雛人形から見学。

屏風まつりもそうだが、さすがに旧家、これだけのものが所蔵してあることに驚く(所蔵するところがあること
にも)。そして飾りつけにも各家のおもてなしの精神がにじみ出ている。
どの家でも座敷に上がって見学するのではなく、町屋独特の造りであるたたきと呼ばれる部屋より一段下っ
た土間の上から観させていただく。
ここ喜っ川は店の奥に続くたたきが他の町屋より広く造ってあり、鮭を加工して干す作業場も兼ねている。

〔 GR DIGITAL 〕
参考までに…
【村上 屏風まつり 其の壱】